キャンピングカーに明るいヘッドライトは必要か??
キャブコンと呼ばれる、大型キャンピングカーのベースとなっている車両はほとんどがトヨタのカムロード(ダイナトラックの兄弟車)です。
自分の車は、新型カムロードと呼ばれる車種で、あまり詳しくないのですが2015年くらいに新しいタイプのヘッドライトの車両が出ました。
この車両ですが、フォグランプがLEDでヘッドライトがハロゲンバルブという謎の仕様なのです。
フォグランプだけ最先端、ヘッドライトをつけるとノスタルジーです。
ハロゲンランプの温かいオレンジ色の光は、嫌いではありません。
ただ、この純正ハロゲンランプ、結構暗いです。
長距離を移動しようとすると夜間走行が多くなりがちで、市街地から外れる場面の多いキャンピングカーでは、夜間の視界確保は優先順位の高い改善ポイントだと思います。
街灯の多い市街地であれば視界は十分確保でき、対向車からの視認性があれば良いだけなので、純正のハロゲンヘッドランプで充分ではあります。
キャンピンカーという特性上、色々な場所を走りがちです。
全く街灯のない場所も走ります。
郊外に出た時に、光量の多いバルブが欲しくなります。
実際に交換してみて
カムロードを購入し、1ヶ月程度は純正のハロゲンバルブで走行しましたが、「まぁ、このくらいの明るさで大丈夫でしょ」とは思っていました。
ただ、夜間の雨天走行時に「あれ、ヘッドライト付いてる??」と思うような場面も数回ありました。
カムロード前に所有してきた車はHIDが当たり前だったので、やはり暗い感じはしていました。
夜間街灯のほとんどない道を走っていて、
「やっぱり、暗いかなぁ」
とは感じていました。
実際に今回、ヘッドライトバルブを交換してみて、思ったのが
「あ、全然違うな」
LEDバルブから、純正のハロゲンに一度戻して走行する状況があったのですが、その時に改めて純正のバルブの暗さを思い知らされました。
郊外の街灯のない場所での、夜間走行では遠くの物はほとんど見えません。
色味の問題もあるのか、光は届いているのだろうけど、判別がつかないのです。
LEDバルブの進化
今回初めて、ちゃんとしたLEDバルブを購入しました。
前に購入したのが、LEDバルブが登場し始めた頃にバイク用に購入した、安い中華製LEDバルブでしたが、使える範囲ではありましたが、明るくはありませんでした。
光軸もあやしく、車検時には純正のハロゲンに戻していました。
LEDバルブは実用性のあるイメージがなかったのです。
今回ヘッドライトバルブのメーカーとしては大きなブランドであるIPFのLEDバルブを購入して、しっかり明るく、光の範囲も適正、車検に必要なカットラインも正しく出ているのが確認できました。
LEDバルブに交換しても色味が違うだけで、明るさは同程度だろうと思っていました。
だがしかし!
LEDバルブはシンプルに明るいですし、見やすかったです。
ヘッドライトと消費電力。新世代のヘッドライトはかなりエコ!
ヘッドライト交換は、明るさとは別の理由で交換しようと思ってはいました。
消費電力を抑えるためです。
キャンピングカーでバンライフをするために、
キャンピングカーをモバイルハウスとして使用するための大きな課題は、電力の確保です。
自動車の電装部品でヘッドライトの消費電力は大きい方です。
消費電力を少なくするため、LEDバルブに交換しようと思っていました。
一例ですが各種のヘッドライトバルブの消費電力は以下になります。
ハロゲンバルブの消費電力は60w前後
HIDバルブの消費電力は約35w前後
LEDバルブは28w前後
新世代のLEDバルブはハロゲンバルブに比べると消費電力がかなり少ないのです。
実際に自分のカムロードでは、
純正のハロゲンバルブ 12V 60/55W
IPFのLEDバルブ 341HLBP 12V 24W/24W
半分以下の消費電力です。
LEDバルブも探すと消費電力20W以下のものもあります。
ヘッドライトバルブの耐久性
ヘッドランプの種類によって耐久性も大きく違います。
バルブ自体に特殊な故障がなければ、耐久時間は以下のようになるようです。
ハロゲンバルブは約1000時間
HIDバルブは約2500時間
LEDバルブは約3700時間
実際にどの程度持つかはかなり個体差ですが、平均するとやはり新時代の光源の方が耐久性は高いようです。
次世代光源 LEDヘッドライトバルブはメリットが多い
LEDバルブのメリット
ハロゲンバルブに比べて、消費電力は半分以下。
耐久性は3倍以上。
ちなみに自分で購入したIPFのLEDバルブは3年保証でした。
何より、明るさが明るい。
LEDバルブのデメリット
■価格
ハロゲンバルブに負けるのが価格です。
価格は、純正のハロゲンバルブで3,000円前後。
LEDバルブは購入したもので14,000円前後。
■発熱量の問題
LEDバルブも発熱しますが、ハロゲンバルブほど発熱がありません。
雪道走行時のヘッドライトの凍結があるようです。
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[…] キャンピングカーのヘッドライト交換。これを考えると交換必須?? […]